三重県の知事が生活する住宅「公舎」を巡り、存続か廃止かなどの議論が10月から始まります。議論のきっかけは「ムカデ」でした。

 知事の入居は義務ではありませんが、県庁にも近く、災害など緊急時に備えて歴代の知事が入居しています。

 2022年で築44年で、家賃は7万2000円ほどです。老朽化していることもあり、これまでの大きな改修では800万円余りかかったこともありました。

 また2021年度の維持費はおよそ680万円。その4分の3ほどが除草や樹木の管理費用となっています。老朽化や「ムカデ」だけでなく、費用面も議論の1つとなりそうです。