三重県熊野市で生まれた柑橘類「新姫(にいひめ)」の収穫が最盛期を迎えています。

 新姫は熊野市新鹿町で偶然発見された柑橘類で、「温州ミカン」と「ニホンタチバナ」が自然に交配した品種です。

 大きさは500円玉ほどで、スダチやシークワーサーのように酸味が強く、爽やかな香りが特徴で、ジュースやポン酢などで味わうことができます。

 熊野市では21軒の農家が栽培していて、農園では1つ1つハサミを使って収穫していました。

 今年は台風の影響もなく、例年通り順調に育ったということです。

 収穫作業は11月中旬まで続き、およそ26トンが出荷されます。