木村拓哉さんが登場し、熱狂の中で幕を閉じた「ぎふ信長まつり」は、『立ち入り禁止エリアの開放』という想定外の事態もありました。

 本来は東側の車道が抽選で当選した人の観覧エリアとなっていて、反対側の歩道は『立ち入り禁止』となっていました。

 しかし、騎馬武者行列が始まる直前の6日正午ごろ、歩道での観覧がOKとなりました。

 開放した理由を岐阜市に聞いたところ『市民の安全を最優先するために、警察とも協議して臨機応変な対応をした』ということです。

 韓国の雑踏事故もあり、集まった人を締め出してしまうと狭い範囲に人が密集し危険だと判断したとみられています。

 ただ、本来の観覧エリアよりも人が少なく、見やすい状態になっていたということもあり、チケットに当選して観覧エリアで見た人からは『何のための抽選だ!』『観覧エリアからはほとんど見えなかったのに!』という不満の声も聞こえました。

 不満が残った人も出る結果となりましたが、安全を最優先して臨機応変に対応したというのは一定の評価をするべきかもしれません。