11月7日に、一時保護された15歳の少女が転落死した名古屋市の西部児童相談所で、10年前にも転落事故が起きていたことがわかりました。

河村名古屋市長:
「窓に転落防止の然るべき柵とかそういうのがなかったということもそうですけど、過去にいっぺんありますからね。予測可能性は十分あったと」

 14日の定例会見で名古屋市の河村市長は、11月7日に一時保護された15歳の少女が3階の窓から転落死した西部児童相談所で、過去にも転落事故があったことを明らかにしました。

 市によりますと、事故が起きたのは2012年5月で、一時保護されていた当時小学6年の12歳の少女が2階のベランダから外へ出ようとして転落し、右手首を骨折したということです。

 市は当時、事故を受け職員のチェック体制は強化したものの、転落を防ぐ柵などハード面の対策はしていませんでした。