本格的な冬を前に山岳事故に備えるため、岐阜市内の山で警察の山岳パトロール隊が訓練を行いました。

 木々も色付き、休日は登山客で賑わう岐阜市の最高峰・百々ヶ峰。訓練には岐阜北警察署の山岳パトロール隊員ら8人が参加し、無線の通信状態をチェックしたほか、レスキューハーネスという要救助者の搬送を補助する器具の使い方を確認しました。

 百々ヶ峰は標高およそ418メートルの低い山ですが、この時期は寒暖差も激しく、低い山への油断から装備不足による山岳事故のおそれがあるということです。

 近年のアウトドアブームもあり、岐阜県内ではことし10月までに115件の山岳事故が起きていて、すでに去年1年間の件数を上回っています。