愛知県の中学校で、1年生の男子生徒が学習用のタブレット端末を使い、女子生徒の着替えを盗撮していたことがわかりました。

 今タブレット端末が生徒1人ずつに配られていることで、学校での盗撮問題の相談が増えているといいます。

 デジタル端末のトラブル相談に応じる、社団法人全国ICTカウンセラー協会の安川雅史代表理事によりますと、学習用タブレット端末が1人1台ずつ配布されて以降、学校内の盗撮関連の相談は約2割増えているということです。

 また、クラスメイトを勝手に撮影してSNSアプリで頭を大きく加工して遊んだり、体育の授業で運動が苦手なクラスメイトを勝手に撮影してSNSで拡散させたりする事例もあるといい、こうした『いじめ』につながるような事案も報告されています。

 子供たちにモラルを持ってもらう必要がありますが、どう教育すればいいのか…。安川さんは「教育はしているが子供の心を動かす指導をしないといけない。今回の盗撮など悪い具体例を題材に子どもたち同士で話合いをさせて、何が問題なのか考えてもらう必要がある」と指摘しています。