愛知県警岡崎署の留置場で勾留中の男性が死亡した問題で、警察は26日午後、留置場の現場検証をして拘束に使われた器具などを押収しました。

 警察官への公務執行妨害の疑いで逮捕された男性(43)は、岡崎署の留置場で暴れたためベルト型の手錠などでのべ130時間以上手足を拘束されたのち、12月4日に死亡しました。

 愛知県警は26日午後、特別公務員暴行陵虐の疑いで岡崎署の留置場の現場検証を行うとともに、拘束に使われた器具などを押収したことを明らかにしました。

 これまでに複数の署員が男性を足で蹴るような様子が監視カメラに映っていたことがわかっていますが、関係者によりますとほかにも、署員が弁当の中身をふたにひっくり返した状態で男性に渡していた疑いもあることがわかりました。

 警察は署員らが男性に対してこうした行動をとった動機などを調べています。

※画像と動画の一部は視聴者撮影