名古屋市熱田区の中央卸売市場で、新年初めての競り「初市」が開かれました。

 5日午前4時過ぎから始まった初市では、北海道などで水揚げされたマグロおよそ270本などが競りにかけられ、買受人と競り人との間で威勢の良い声が飛び交いました。

 市場の関係者によると、マグロの取引価格は、円安や燃料費高騰による輸入量の減少や温暖化の影響で国内の漁獲高が減り、去年より10%ほど高くなっているということです。

名古屋鮮魚卸協同組合の太物部長:
「(コロナの影響で)3年ほど消費がかなり低迷しておりますので、今年は何とかみんなで盛り返して、市場自体も活気づけていきたいと思います」

 5日のマグロの最高値は千葉で水揚げされた235キロの本マグロで、114万円余りで競り落とされました。