岐阜県は、間もなく期限を迎える「医療ひっ迫防止対策強化宣言」について、期間を延長する方針を固めました。

古田知事:
「ここ数日間は少し落ち着いてきたような感はあるけれども、(感染状況の)レベルも高いし、医療現場の負担も変わらないし、おまけにインフルエンザも同時流行ということで、むしろ負担が増えてきていることもあるし、救急搬送についても色々トラブルもあるし、緩めるなんてことを考える時期ではないので、当然強化宣言を延長するだろうと」

 岐阜県は16日夜、専門家による会議を開き、1月22日に期限を迎える「医療ひっ迫防止対策強化宣言」について、おおむね1カ月を目処に延長する方針を固めました。

 延長の理由について、古田知事は病床使用率が5割を超えていることや、インフルエンザとの同時流行で医療機関への負担が増えていることなどを挙げています。

 新たな行動制限は求めず、引き続き県民や事業者などに対し、基本的な感染防止対策の徹底や、速やかなワクチン接種を呼びかけるということです。

 県は今週にも本部員会議を開いて対策を決定し、宣言の延長を正式に発表する見通しです。