三重県熊野市にある世界遺産・花の窟神社で、1300年以上続く神事で使われる大綱づくりの作業が行われました。

 花の窟神社は日本書紀にも記録が残る日本最古の神社とされ、ご神体の大岩に約170mの大綱をかける神事が毎年春と秋に行われます。

 22日は大綱づくりのため氏子やボランティアおよそ60人が集まり、地元で収穫したもち米のわらを叩いて柔らかくすると、慣れた手つきで編み上げていきました。

 今年は一本一本が長いわらがそろい、よい大綱が出来そうだということです。

 2月2日に行われる「お綱かけ神事」では、神社にまつられている7つの神にちなみ7本の縄を束ねた大綱がご神体とご神木の間に渡されます。