名古屋市千種区の名古屋大学で5日、入学式が行われました。マスクの着用は個人の判断となり、外して式に臨む新入生もいました。新型コロナの感染が落ち着きを見せる中、どんなキャンパスライフを過ごしたいか、新入生たちに聞きました。

 名古屋大学の入学式。5日から学部生と大学院生およそ4400人が新たに大学生活をスタートさせました。

名古屋大学の杉山総長:
「高校生活が丸々コロナ禍の中で過ごしてきた皆さんを、本日こうやって名古屋大学に迎えることができたこと、大変うれしく思っています」

 座席数の関係で式典は3回に分けて行われましたが、2022年までの新型コロナ対策は緩和され、座席の間隔は空けず、マスク着用は個人の判断に。式典中からマスクを外す新入生もいました。

(リポート)
「大学と地下鉄の駅を結ぶ坂道、コロナ禍前はサークルの勧誘活動が行われていましたが、今年も去年同様、活動の姿は見られません」

 駅からキャンパスへと続く道は、かつてはサークルや部活動の先輩が新入生を待ち受ける「勧誘ロード」となっていましたが、大学生活のスタートがコロナで躓くことがないよう、ビラ配りは見合わせ。賑わうはずの勧誘ロードは「閑散ロード」となっていました。

【動画で見る】サークルの勧誘は2023年も見合わせ…名古屋大学で入学式 個人判断となったマスクは式典中から外す新入生も

 新入生に、サークルをどうやって選ぶか聞きました。

新入生:
「SNSとかで勧誘とかも来ますし、『新歓があるので来ないですか?』とか」

 ツイッターなどのSNSで先輩とつながり、情報を得ているようです。サークルに勉強、いよいよ始まるキャンパスライフ。これからトライしたいこと聞きました。

理学部1年生:
「コロナで学祭とか文化祭とかがなかったので、大学に入ってから楽しみたいなと思っています」

医学部1年生:
「海外に行ってみたいなとちょっと思っています。ヨーロッパの方、北欧か、医療を学びにドイツとか」

別の医学部1年生:
「恋愛ですかね。高校はできなかったので、大学は頑張っていきたいなと思います」

 コロナに翻弄され、我慢もしてきた新入生。晴れやかな顔で、明日からの日々に胸を高鳴らせていました。