東海地方を中心に活躍する芸術家の版画や絵画を集めた展覧会「春陽展」が、名古屋・栄の愛知県美術館ギャラリーで開かれています。

 この展覧会は大正時代に設立された春陽会の会員らの作品を展示するもので、100回目となる今回は、版画や絵画などおよそ320点が展示されています。

 銅の板を削って制作した版画は、削り方を変化させて陰影を付けることで、街中を走る電車の立体感を表現しています。

 カッターナイフなどの工具を使って、春の風景を抽象的に描いていた油絵も展示されています。

 春陽展は5月21日まで開かれます。