三重県桑名市の多度大社で5月に行われた「上げ馬神事」で、馬をロープで叩くなどの不適切な行為があったとして、県は主催者らを指導する方針を固めました。

 三重県によりますと、5月に桑名市の多度大社で開催された「上げ馬神事」で、出走前に馬をロープや法被で叩いたほか、大声を出して驚かすなどの行為が確認されたということです。

 これについて県の担当者は「動物虐待とまでは言い切れないものの、不適切な行為だった」と判断し、近く主催者らでつくる「上げ馬神事事故防止対策協議会」で、改善を求める口頭指導を行う方針を固めました。

 2023年の「上げ馬神事」では、骨折した1頭の馬が安楽死させられていて、県に対して批判や意見が約1000件寄せられていました。

【動画で見る】“上げ馬神事”で馬を叩く等の行為…三重県が主催者らを指導する方針「動物虐待とまで言い切れないが不適切」