名古屋市内のPTA会長が集まる会合が18日に開かれ、学校側がルールを無視しPTAから備品の寄付を多数受けていた問題を踏まえ、注意点などが話し合われました。

 会合は名古屋市PTA協議会が会長同士の情報交換を目的に毎年開いているものです。

 名古屋市立の学校では、ルールを無視してPTAから多くの備品などの寄付を受けていたことが明らかになりましたが、18日は協議会でPTA運営ガイドラインを中心になって取りまとめた下方前副会長が、PTA側が注意する点を説明しました。

名古屋市PTA協議会の下方前副会長:
「そもそもPTAは学校で必要なものを買うための団体ではない。学校の先生から『これ買って』とおねだりされてはいけない」

 出席した教育委員会の担当者は「学校で必要なものであれば公費で買うことができる」と話し、寄付する際はPTA総会などで会員の承認を得るようにしてほしいと説明しました。