三重県津市にある県の外郭団体が運営する障害者施設で、入所者への虐待の疑いが明らかになった問題で、2人の職員が暴行に関与していたことがわかりました。

 津市の障害者施設「三重県いなば園」では、8月20日、重度の知的障害がある男性入所者に対して職員が暴行を加える様子が、施設内の廊下に設置された防犯カメラに映っていました。

 県によりますと、暴行を加えたのは2人の男性職員で、暴れていた男性入所者に対して馬乗りになって殴る蹴るなどしたと、施設から報告を受けたということです。

 施設の聞き取りに対し、男性職員の1人は「行き過ぎた方法で間違っていた」と話し、もう1人は「覚えていない」と説明しています。