手や足などに障害がある選手たちがプレーする野球の世界大会「もうひとつのWBC」と呼ばれる熱戦が、9日、名古屋で開幕しました。

 バンテリンドームで開幕した障害者野球の世界大会。日本やアメリカなど5チームが、総当たり戦で世界一をかけて戦います。

 日本の初戦の相手は韓国。初回、岐阜県中津川市出身の宮下拓也選手がレフトの頭上を越える打球を放つと、下半身に障害がある宮下選手の代わりに、特別ルール「打者代走」の愛西市出身・飼沼寛之選手が一気にホームへ。ランニングホームランで日本が先制します。

 最終回に1点差まで詰め寄られたものの、最後は空振り三振でゲームセット。初戦を白星で飾りました。

 大会はダブルヘッダー形式で、日本は午後6時現在、プエルトリコとの一戦に臨んでいます。