女子ゴルフ「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」が9月15日に開幕します。初めて国内メジャーを制して勢いに乗る、岐阜県土岐市出身の神谷そら選手(20)は、“2週連続”優勝を目指して地元に凱旋します。

 神谷そら選手は、9月10日の日本女子プロゴルフ選手権で国内メジャー初めて制し、ツアー2勝目を挙げました。

 20歳ルーキーのシンデレラストーリー、その第1章は4月の「フジサンケイレディスクラシック」です。神谷選手は、今シーズンのツアー8戦目にして初優勝を果たし、女子ゴルフ界にその名を知らしめました。

神谷選手:
「優勝というのは1年目は意識していなかったのでびっくりしたのと、結構自信は持てる感じの優勝でした」

 神谷選手の武器は「圧倒的な飛距離」。ルーキーながら、ドライビングディスタンスは259.69ヤードと、堂々の1位を誇ります。

神谷選手:
「小さい頃からドライバーを飛ばして、他の選手よりも前からセカンドショットを打つというアドバンテージを大切にやってきていたので。ドライバーショットからの攻撃的なゴルフが自分の武器だとは思っています」

 8月の大会では、2日目に大会記録を2打更新する「61」をマークし、飛距離だけでなく、ショートゲームの上手さも見せつけます。

 そして国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権」では、最終日に2打差を逆転し、初のメジャータイトルを獲得しました。

 今年最も勢いに乗るルーキーに、ツアー通算41勝の森口祐子プロも「底知れぬモノを感じる」と話します。

森口プロ:
「攻撃的なところと、パッティングって非常に静かな制度を保たなきゃいけない、動きの中でいうと両方持っている、底知れぬモノを感じる選手ではありますよね」

 神谷選手が地元に凱旋し「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」に出場します。地元開催ならではの楽しみを聞きました。

神谷選手:
「イオンとアウトレットですかね。イオンは友達とご飯とか行くときに、良い距離にお店がいっぱいできたので、また今回も時間が合えば行きたいなと思っています」

 地元パワーで2週連続優勝へ。特別な思いを持って挑みます。

神谷選手:
「小学生の頃に試合を観に行っていたので、そこにプロとして出られることは本当にうれしいことなので。楽しくプレーして元気にやってるなって思ってもらえたらいいなと思っています」

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