アニメ映画「劇場版シティーハンター天使の涙」の舞台挨拶が9月16日、名古屋市内の映画館で開かれ、まもなく77歳で声優歴53年の“レジェンド”神谷明さんが現役を続ける秘訣を語りました。

 TVアニメ「シティーハンター」シリーズは1987年に放送が始まり、主人公・冴羽の声は神谷明(76)さんが演じ続けてきました。

 名古屋市中村区のミッドランドスクエアシネマでは16日、9月に公開が始まったシリーズ最新作「劇場版シティーハンター天使の涙」の舞台挨拶があり、神谷さんとともに槇村役の伊倉一恵さん、こだま兼嗣総監督が登壇しました。

 はじめに、神谷さんが「こんなに多くの人に囲まれて、リョウちゃんどえりゃ〜もっこり!」と、名古屋弁であいさつすると、集まったファンは大いに盛り上がりました。

 神谷さんは声優歴53年で、9月18日には77歳となりますが、年齢を重ねても声が変わらない秘訣について「現役を続けていることが一番大事」と語りました。

 4年ぶりに公開された最新作について「この作品は36年前に作られたので、一番脂の乗っている演技だったと思う。それに対して引けを取らないように、一年ぐらいかけて滑舌と発声練習をした」と作品にかけた思いを語りました。

 最後に神谷さんは「次回作につなげたいという思いが私の夢としてある」と、今後も現役を続けていくと熱く誓いました。