愛知県の県立高校で2022年5月、実習中に工具で誤って足を切った男子生徒が死亡した事故で、県教委が再発防止のための通知を出しました。

 愛知県三河地方の県立工科高校で2022年5月、木材加工の実習中、2年生の男子生徒が工具の「のみ」を使った作業で誤って左の太ももの付け根付近を切り、大動脈からの大量出血で死亡しました。

 22日、第三者委員会の報告書が公表され、生徒に対し実習中に想定される危険が十分に周知されていなかったなどと指摘されました。

 県教委は再発防止策として、実験や実習での注意点などを盛り込んだ安全マニュアルを新たに作成するよう各高校などに通知し、実習室などの目につく場所に常備するよう求めるとしています。

【動画を見る】高校の実習中に生徒が“のみ”で太もも切り死亡…県教委が再発防止策に関し各校に通知 安全マニュアル作成等