愛知県の岡崎市が独自に行っている低所得者への国民健康保険料の負担軽減策で、のべ575世帯について保険料を軽減していなかったことがわかりました。

 岡崎市は国による低所得者向けの国民健康保険料の軽減対策に上乗せする形で独自の軽減策を行っていますが、2021年度から23年度にかけ、のべ575世帯に適用されていませんでした。

 総額は約890万円で、最も多いケースでは1世帯で10万円近く軽減されていなかったケースもあったということです。

 市によりますと今年7月、対象者の男性が指摘したことでミスが発覚し、3年前に保険料の計算プログラムを改修した際に誤りがあったことがミスの原因だということです。

 岡崎市は対象者に書類を送付し、返還の手続きを進めています。

【動画で見る】金額が10万円近い世帯も…岡崎市が独自に行う国民健康保険料の負担軽減策 のべ575世帯について軽減せず