岐阜県岐阜市の小学校で13日、児童がボードゲームを使って「金融」について学びました。

 13日、長良東小学校の6年生の教室で行われていたのは、地元の十六フィナンシャルグループが開発した、小学生向けの金融ボードゲーム『のぶながマネースタディ』です。

 有名なボードゲーム「MONOPOLY」をベースとしていて、株式や投資信託の金融商品などを遊びながら学ぶことができます。

 それぞれ手持ちの資金1000万円からスタートし、制限時間内に誰が1番現金を増やせるか競い合います。

 止まったマスごとに不動産などに投資をするほか、指示されたカードを引いて、金融トラブルに巻き込まれたり、社会情勢で投資に影響を受けたりする内容もあり、「アメリカの金融機関が倒産し、世界金融危機が発生した」などとリアルな社会情勢が反映されています。

 景気の良し悪しで「売り・買い」を判断する子供たち。さらに、地元・岐阜のイベントや観光名所のカードを引くと現金が受け取れる仕組みもあり、リアルなお金の動きを学ぶことができます。

児童:
「1030万円。途中でめっちゃ減っちゃったりしたけど、最後は最初の額より増えたから楽しかったです。(Q.投資やってみたい?)トラブルとか怖いとは思いますけど、ちょっとはやってみたい」

別の児童:
「不動産とか株券とかあんまり買いすぎない方がよかった。社会情勢が良いとき、プラス40万とかに売った方がいいなと思いました」

 十六フィナンシャルグループは金融教育をより身近なものにするため、今後も岐阜市内の小学校で授業をするということです。

【動画で見る】リアルな社会情勢を反映…小学校でボードゲームを使った金融教育 十六FGが“モノポリー”をベースに開発