100年以上続く日本画の研究団体・日本美術院の公募展「院展」が名古屋で始まりました。

 田んぼの中を飛び交う沢山の蛍。稲の隙間から漏れる光を、金泥や金箔を使って表現しています。

 会場には、日本美術院所属のベテラン画家や芸大生の作品など約120点が展示されています。

 愛知県立芸術大学4年生の風間桜さんの作品は、東京国際フォーラムの会場に魚たちが泳ぐ不思議な光景を、立体感を出して表現しています。

 カメラメーカー・キヤノンの最新デジタル技術と京都の伝統工芸士によって複製された国宝「松林図屏風」も展示されています。

「院展」は12月3日まで松坂屋美術館などで開かれ、ワークショップも予定されています。