岐阜県高山市の市場で、年末恒例の「塩ぶり市」が始まりました。

 塩ぶりは、ぶりを半身にして塩をすりこんだもので、古くから海のない飛騨地方の年越し料理として親しまれています。

 市場には氷見産や北海道の天然ものの塩ぶり10本が並べられ、買受人が競り落としていました。

 23日は本格的なシーズン入りを告げる「寒ぶり宣言」もあり、高いものでは1本10万円以上の値がついていました。

 塩ぶり市は12月30日まで開かれ、期間中は3000本が取引されますが、2023年は豊漁で良く肥えた天然ぶりが多く、相場もお値打ちだということです。