中部電力の林欣吾社長は公正取引委員会から東邦ガスとのカルテルの疑いを指摘されたことについて「重く受け止めている」と陳謝しました。

林欣吾社長:
「意見徴収書を受領したことを大変重く受け止めております。関係者の皆さんにご心配をおかけしていることお詫び申し上げます」

 中部電力とその子会社は、企業向けなどのガスの販売をめぐり、ライバルの東邦ガスと事前に調整をした独占禁止法違反の疑いを持たれ、12月20日、公取から課徴金およそ2600万円の処分案を通知されました。

 26日の定例会見で林社長は通知について陳謝した上で、「審査の途中のため、コメントを差し控える」と述べ、今後の対応を明らかにしませんでした。

 中部電力は電気の販売をめぐって関西電力とのカルテルも指摘されていますが、275億円余りの課徴金の納付命令を不服として訴えを起こしています。

【動画で見る】東邦ガスとカルテルの疑い…公取委からの指摘に中部電力社長「重く受け止めている」今後の対応は明らかにせず