石川県の能登半島で発生した最大震度7の地震で、岐阜県でも被害が確認され、観光客などに影響が出ています。

 1日午後4時すぎの地震では、岐阜県の高山市と飛騨市で震度5弱を観測し、大垣市では50代女性が揺れで転倒し頭に軽いケガをしました。

 白川村の道の駅「白川郷」では、窓ガラス2枚が割れる被害がありました。

 名古屋と金沢を結ぶ「特急しらさぎ」は2日午前中、名古屋と富山を結ぶ「特急ひだ」は2日終日の列車が運休し、JR高山駅は北陸方面への旅行を取りやめ名古屋方面に向かう観光客などで混雑しました。

富山から名古屋へ帰る男性:
「昨晩帰る予定が帰れなかったので、名古屋経由で東京へ帰る。ボウリングしている最中に地震が起きて、隣のレーンはガラスが落ちてきた」

 東海北陸道は、白川郷ICと富山県の小谷部砺波JCTの間の上下線で通行止めが続いていましたが、2日正午に解除されました。

 名古屋のデパートでは、初売りが始まり福袋を買い求める人などで賑わいました。店内には急遽、地震の被災地への義援金を募る募金箱も設置されています。

【動画で見る】50代女性が揺れで転倒しケガ…最大震度7を観測した能登半島地震 岐阜でも被害 道の駅ではガラス2枚割れる