自民党派閥の政治資金を巡る裏金事件で逮捕された衆院議員の池田佳隆容疑者が、秘書に証拠隠滅を指示していたとみられることが分かりました。

 衆院議員の池田佳隆容疑者(57)と政策秘書の柿沼和宏容疑者(45)は共謀し、2022年までの5年間で派閥からのキックバック約4800万円を収支報告書に記載しなかった疑いで、7日東京地検特捜部に逮捕されました。

 その後の関係者への取材で、特捜部が12月に池田容疑者の事務所などを捜索する前、記録媒体のデータが破壊されていたことが分かりました。

 池田容疑者は、任意の聴取に対して虚偽記載への関与を否定していましたが、12月19日特捜部が安倍派の事務所を捜索した後に、秘書に証拠隠滅を指示したとみられています。

【動画で見る】安倍派事務所の捜索後「証拠隠滅」指示か…裏金事件で逮捕された池田衆院議員 捜索前に記録媒体のデータ破壊