岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で、隊員3人を死傷させたとして逮捕された元自衛官候補生の男が23日、家庭裁判所に送られました。罪名は「強盗殺人」になりました。

 2023年6月、岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で起きた事件では、訓練中に当時18歳の隊員だった男が自動小銃を発砲し、隊員2人が死亡、1人が大ケガをしました。

 岐阜地検は鑑定留置を行ったうえで刑事責任能力を問えると判断し、23日、男が弾薬を奪うために3人を死傷させたとして、殺人より罪の重い強盗殺人などに罪名を変更し、家庭裁判所に送致しました。

 今後、再び検察に身柄を送られる逆送となって起訴された場合、特定少年として実名が公表される可能性があります。

【動画で見る】殺人より罪重い“強盗殺人”等で…陸自射撃場で隊員3人が撃たれ死傷した事件 元自衛官候補生の19歳男を家裁送致