将棋の藤井聡太八冠は8日、王将戦第4局で勝ち、史上最多のタイトル20連覇を達成しました。

 王将戦七番勝負の第4局は8日、東京都立川市で行われ、藤井八冠が挑戦者の菅井竜也八段と対局しました。藤井八冠は3連勝で第4局を迎え、序盤から定跡を外れる激しい戦いでしたが柔軟に対応し、午後5時52分に121手で勝利しました。4連勝のストレートで王将のタイトル3連覇です。

藤井八冠:
「序盤から、1手1手難しい将棋になったかなと思っていました。馬と銀を繰り出していくような感じになって、少しずつ指しやすくなったかなと思います」

 藤井八冠は今回の防衛でタイトル戦20連覇を達成し、大山康晴十五世名人が1963年から66年の間に成し遂げた19連覇の記録を、58年ぶりに更新しました。

【動画で見る】大山康晴十五世名人の記録を58年ぶりに更新…藤井八冠が『王将』を防衛 史上最多のタイトル20連覇達成