経団連の十倉雅和会長は8日、名古屋市で記者会見し、今年2024年の春闘における賃上げの広がりに期待感を示しました。

 経団連の十倉会長は8日、東海地方の経済界との懇談を行った後、今年の春闘について会見を開き「去年以上の熱量と意気込みというか意思で、賃上げをしようと」と述べました。

 十倉会長は「この地域は自動車産業を中心としてサプライチェーンが集約している。賃上げに注視している」と中小企業まで広がる賃上げの動きに期待感を示しました。

 また、会見に同席した東海商工会議所連合会の嶋尾正会長は「今年は大企業が賃上げを引っ張り、中小企業も賃上げに向かえるかどうかの正念場になる」と語りました。