発がん性が指摘されている「PFAS」が、航空自衛隊岐阜基地周辺の井戸から高い数値で検出されたことがわかりました。

 各務原市の三井水源地では、2020年に発がん性が指摘されているPFASが検出され、これまでに岐阜県が市内の井戸や川などから水を採取し、調査が進められてきました。

 その結果、市内209カ所のうち39カ所から目標値を超えるPFASが検出され、とりわけ航空自衛隊岐阜基地の敷地外西側の井戸から高い数値が出たということです。

 また自衛隊の調査で、基地内の井戸からも基準値を超えるPFASが検出されていたことがわかりました。

 今後、岐阜県は過去に基地周辺でPFASが含まれる泡消火剤の使用や地下水の流れなどを調べ、発生源の特定を進める方針です。

【動画で見る】発がん性指摘の『PFAS』空自岐阜基地周辺の井戸から高い数値 2020年に市内の水源地で検出され調査