将棋の藤井聡太八冠は2月8日の「王将戦」に勝利し、3度目のタイトル防衛を果たしました。同時にタイトル戦20連覇も達成し、大山康晴十五世名人の記録を58年ぶりに更新する快挙となりました。

 王将戦のタイトル防衛から一夜明け、藤井聡太八冠は9日午前、記者会見しました。

藤井八冠:
「自分から崩れずに指すことができたのはよかったなと。じっくり読みを入れて指していくことができたので、収穫のあったシリーズだったかなと思っています」

 タイトル独占後も記録尽くしで、もはや無双状態ですが、謙虚な姿勢で進み続けます。

藤井八冠:
「対応する力をつけるというのが一番重要なことかなと。『これがいい』とはっきりと思った(練習)方法があるわけではないんですけど、まずはそういった練習の段階で、色々な形の経験を増やしていくということが1つの方法になるかなと」

 タイトル21連覇に向けた次の防衛戦は「棋王戦」です。第2局は2月24日に金沢市で行われます。

【動画で見る】もはや無双状態…「王将」防衛でタイトル戦20連覇の藤井八冠 一番重要と話した「対応できる力をつける事」