石川県金沢市で行われた将棋の棋王戦第2局は、藤井聡太八冠が同学年の伊藤匠七段に勝利し、タイトルの初防衛へ一歩前進しました。

 五番勝負の棋王戦、前回の第1局は「持将棋」で引き分けとなり、仕切り直しの第2局は伊藤七段の先手で始まりました。

 今回、使用された駒は石川県珠洲市の将棋愛好家・塩井一仁さんの倒壊した住宅から見つかったもので、復興への願いも込められていました。

 対局は、終盤形勢を有利にした藤井八冠が押し切り、94手で今回の棋王戦で初白星をあげました。

藤井聡太八冠:
「倒壊した家から見つかったということで特別な駒だと思うので。上手い将棋にしたいという気持ちは強くありました」

 次の第3局は3月3日に新潟市で行われます。

【動画で見る】倒壊住宅から発見の駒で…石川県で指された棋王戦第2局 藤井八冠が勝利「特別な駒 上手い将棋にしたかった」