八丁味噌のブランド登録を巡る訴訟で、愛知県岡崎市の老舗業者の敗訴が確定しました。

 八丁味噌のGI=「地理的表示」保護制度を巡っては、2017年に近代的な製法を認める名古屋市の組合が登録され、愛知県岡崎市の老舗業者「まるや八丁味噌」が国に取り消しを求め訴訟を起こしていました。

 一審の東京地裁は、提訴の期限が過ぎていたなどとして訴えを棄却し、二審判決もこれを支持しました。

 まるやは上告していましたが6日、最高裁は上告を棄却し敗訴が確定しました。

 まるやは2026年2月以降自社製品に「八丁味噌」の名称が自由に使えなくなりますが、確定判決は製品にGI登録品との混同を防ぐ表示をするなど、適切に対応すれば名称を使用できるとしています。

【動画で見る】老舗が“八丁味噌”の名称を自由に使えなくなる…ブランド登録巡る訴訟 愛知県岡崎市の「まるや」敗訴確定