能登半島地震の被災地に派遣された愛知県の緊急消防援助隊の隊員が、知事に現地での活動を報告しました。

 石川県輪島市などに派遣された名古屋市消防局などの隊員7人は12日、大村知事に活動について報告しました。

 愛知県からの緊急消防援助隊は、地震が発生した元日から2月21日まで被災地で活動し、県内34消防本部ののべ2353人が倒壊した家屋などから9人を救出したほか、避難所などからの救急搬送にあたりました。

豊田市消防本部の担当者:
「病院の医療資源が不足しているときには、遠方の病院を選定することを余儀なくされ、往復6時間以上を要する事案も少なくありませんでした」

 隊員からは「南海トラフ巨大地震で、知多半島や渥美半島でも多くの孤立集落が発生するのでは」と懸念する声もあがりました。

※画像は名古屋市消防提供

【動画で見る】倒壊家屋等から計9人を救出…能登地震被災地に派遣された愛知県からの緊急消防援助隊 知事に活動報告