名古屋芸術大学で女子学生が新学長からセクハラ被害を受けたと訴えている問題で、大学側が「認定できない」とした調査結果に学生らが抗議しました。

 被害を訴える女子学生らによりますと、愛知県北名古屋市の名古屋芸術大学で2023年8月、今年度から学長に就任した来住尚彦新学長から、ミュージカルの練習中に指導として顔や頭を撫でられたり、肩を組まれたりしたということです。

 大学側は3月28日、「処分するべきハラスメントが行われたことは認定できない」とする調査結果を公開していました。

 これに対して被害を受けた女子学生らが2日に会見を開き、調査の詳細が公表されていないことや、複数の目撃者がいたにも関わらずセクハラが認定されなかったことに対して抗議しました。

 大学側は被害を受けた学生への説明を検討するとしています。

【動画で見る】新学長の“セクハラ疑惑”に名古屋芸術大学「認定できない」被害訴えた女子学生らが会見し調査結果に抗議