愛知県西尾市で10月7日、ドローンによる物流の実証実験が行われました。ルート上に人の配置をしない「レベル3.5飛行」で、実験の期間は約1カ月です。

 西尾市の一色漁港にやってきたドローンに積まれていたのは新鮮な「おおあさり」です。8キロ離れた海の向こう、佐久島から運ばれてきました。

 7日に行われたドローンによる物流の実証実験では、4つのカメラで360度確認しながら飛ぶことで、ルート上に人の配置がいらない「レベル3.5飛行」の自動運転を実現しています。

 従来の定期船に代わり、島から本土へは特産品を、本土から島へは日用品や医薬品を発送する、新たな離島物流の手段として2026年までに事業化を目指します。

 実証実験はおよそ1カ月間に及ぶ予定で「レベル3.5」では国内最長の試みです。

【動画で見る】レベル3.5では国内最長期間…島と本土つなぐ物流を『ドローン』の 実証実験 2026年までの事業化目指す