
フジテレビ系列の朝の顔だった小倉智昭さんが12月9日、亡くなりました。77歳でした。生前は、東海地方にも足を延ばしていました。
小倉智昭さんは22年間、朝の情報番組「とくダネ!」の顔を務めました。歯切れのいいスタジオの回しで、時には厳しいコメントもしながら、数々のニュースを伝えてきました。
小倉さん(1999年4月1日 とくダネ!第1回放送):
「今日はエイプリルフールですが、とくダネ!こそ本物のワイドショーです。3カ月はこの番組を続ける自信があります。小倉智昭です」
2005年に開かれた「愛・地球博」では、東海テレビの開幕特別番組の司会を務めました。
小倉さん(2005年3月):
「楽しみでしたね。大阪終わって35年間待っていましたね。自然のすばらしさを、私たちはどうやって守っていこうかっていうのがね、この万博のテーマなんです」
2014年には東海テレビのニュースにも出演し、番組の始まりで「こんばんは、とくダネ!です!…え、違います?よろしくお願いしまーす」と挨拶し、スタジオを盛り上げました。
毎朝カメラの前に立ち続けきた小倉さんですが、膀胱がんを発症しました。
小倉さん(2018年11月5日):
「私の体には膀胱がんがあります。ずっと前からあるんです。『根治させるためには、とにかく全摘してください』と言われているので、全摘することになりました」
その後に復帰しましたが、肺や腎臓への転移など闘病生活を続けるなか、2021年10月には「戻ってきたら、また僕はずうずうしく、チャンスがあったらテレビ・ラジオに出たいと思います」と、復帰への思いを強く語っていました。
テレビを通じて多くの人に愛されてきた小倉さん。77歳の生涯でした。
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