岐阜県と長野県にまたがる御嶽山で1月16日、噴火警戒レベルが2に引き上げられたことを受け、下呂市は17日、登山口に看板を設置し注意を呼びかけています。

 気象庁によりますと、御嶽山では16日午前6時ごろから、山頂付近を震源とする火山性地震が増加し、16日で27回観測されました。

 気象庁は16日夜、5段階の噴火警戒レベルをレベル1の「活火山であることに留意」からレベル2の「火口周辺規制」に引き上げました。

 火口からおおむね1キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。

 御嶽山の噴火警戒レベルが2となるのは、2022年6月以来およそ2年半ぶりです。

 岐阜県側の登山口がある下呂市は、濁河温泉にある登山口に警戒レベルの引き上げを知らせる看板を設置し、注意を呼び掛けています。

【動画で見る】火口から1kmは立入禁止に…御嶽山の噴火警戒レベルを『2』に引き上げ 約2年半ぶりで登山口に看板を設置