
三重県南伊勢町で生産されているヒオウギガイとマガキから、国の規制値を超える麻痺性貝毒が検出され、県は生産者に出荷の自主規制を要請しました。
三重県によりますと、南伊勢町の五ヶ所湾で生産されているヒオウギガイとマガキから食品衛生法で定められる規制値の超える麻痺性貝毒が検出されたということです。
※ヒオウギガイで13倍以上、マガキで2倍以上
三重県と南伊勢町が行う定期調査で明らかになり、県は生産者に対し、出荷の自主規制を要請しました。
麻痺性貝毒は、原因となるプランクトンが大量に発生することで貝に蓄積され、食べると顔にしびれが発症し、最悪の場合、呼吸困難で死に至る恐れもあるということです。
三重県は今後、週に1回検査を行い、3週連続で規制値を下回れば出荷の自主規制を解除することにしています。
南伊勢町の五ヶ所湾では2023年と2024年にも規制値を超える麻痺性貝毒が検出されていました。
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