
今年2025年の春闘は2月12日に自動車大手が一斉に要求を提出するなど、本格化しています。今年はさらなる賃上げが期待できるのでしょうか。
厚生労働省がまとめている、主要な民間企業の春闘の賃上げの状況では、2024年の賃上げ率は5.33%で、バブル崩壊直後の1991年以来の高い水準でした。
しかし、この数字は従業員1000人以上の大企業の数字です。
日本商工会議所の調査では、2024年の中小企業の賃上げ率は3.62%と、大企業とは差があります。
2025年の賃上げについて中小企業に調査したところ、賃上げを予定する企業が48.5%ある一方で、26.1%は「賃上げしない予定」と回答していて、大企業との賃金格差を是正するのは簡単ではないともいえそうです。
【動画で見る】前回春闘の賃上げ率は“3.62%”…5%超だった大企業との格差広がる中小企業 25年も約4分の1が賃上げ予定なし