
ミャンマーで、特殊詐欺に関わっていたとみられる愛知県の16歳の男子高校生が、インターネットで知り合った人物に「半年ぐらいの仕事」などと説明を受けたと話していることがわかりました。
ミャンマー東部では依然、20人以上の日本人が監禁されて特殊詐欺に加担させられているとみられ、タイ・バンコクの日本大使館の関係者が、解放にむけた準備を進めているとみられます。
解放され、帰国した愛知県の男子高校生についての情報もわかってきました。
捜査関係者によりますと、男子高校生は愛知県警に対し、インターネットで知り合った人物に「海外でやれる仕事」を持ちかけられ、「半年ぐらいの仕事で気に入れば延長もできる」と説明を受けたと話しているということです。
<男子高校生>
「命令に背くと電気ショックによる暴行を受ける人も見た」
ボートで川を渡って到着した拠点で強いられたのは、1日10時間にわたる、警察官をかたる特殊詐欺の「かけ子」でした。
隙を見て家族に助けを求めた高校生。警察は、海外からの特殊詐欺の実態について聞き取りを進めています。
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