
岐阜県と長野県にまたがる北アルプスの焼岳で火山活動が高まっているとして、気象庁は2025年3月4日、噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」に引き上げました。
気象庁によりますと、焼岳では2024年6月以降、山頂付近を震源とする微弱な火山性の地震が増加していて、3月4日は午前9時までに20回観測しました。
このため気象庁は、午前9時20分に噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」に引き上げ、想定火口域のおおむね1キロ以内で、噴火に伴う大きな噴石や火山灰に警戒するよう呼びかけています。
焼岳の噴火警戒レベルが2となるのは2年8か月ぶりで、高山市は2カ所ある登山道の入り口に立ち入り禁止の看板を出すということです。
【動画で見る】岐阜と長野にまたがる『焼岳』噴火警戒レベル2の“火口周辺規制”に引き上げ 山頂付近が震源の火山性地震増加