河村たかし代表の地域政党「減税日本」は、百田尚樹代表の日本保守党と結んでいた友党関係を解消してしまうのでしょうか?かつては蜜月関係だった両者に何が…河村代表を直撃取材しました。

 日本保守党との特別友党関係について、減税日本の河村たかし代表を22日、直撃取材しました。

Q.保守党との関係はどうする?
河村たかし代表:
「みんなで相談して、ちゃんとみんなで文書にして、減税日本として近々出すことになっています」

 日本保守党の百田代表から解消を提案されたことに対し、河村代表は言葉を濁しました。

 減税日本と日本保守党は2023年、選挙などで協力する特別友党関係を締結しました。2024年10月の衆院選では、河村代表の応援に百田代表が名古屋入りするなど、まさに“蜜月の関係”でした。

 しかし、2025年7月の参院選では、愛知選挙区の候補者選定を巡って2人が対立し、減税日本の候補は、保守党の公認は得られませんでした。

 対立の背景には、支部などを設けて全国に党勢を拡大しようとする河村代表と、既存の支持層を重視する百田代表らとの、方向性の違いがあるとみられています。

 3日前には、百田代表が河村代表に対して特別友党関係の解消を提案したことを明らかにしました。

百田尚樹代表(YouTubeより):
「(19日に)河村代表にね、『減税日本とはいったん白紙にしよう』と」

 さらに、こんな“疑惑”も指摘しました。

百田尚樹代表(YouTubeより):
「先日辞めた維新の議員3人、これと河村たかしがなんか接触してるんかしてないんか…みたいなそんな話、私はそこまでしか知らない。(保守党を離党した)竹上が加わったら5人になりますので、国政政党が可能」

 これに対し、河村代表は…。

Q.友党関係は解消の方向?
河村たかし代表:
「わしもよう応援してきたというか。保守党の得票率も、この愛知・名古屋がダントツ高いわけだ、日本中で。努力してきたのにねぇ…ということだわ」

 減税日本は、保守党との今後の関係について「近日中に文書にして報告する」としています。

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