新型コロナワクチン、愛知県内で基礎疾患のある人などの優先対象を除いた「12歳以上の子供たち」にいつ接種が始まるのか、今後の見通しを取材しました。

 このスケジュールは、予約状況やワクチンの供給量によって変わる可能性もあります。また、自治体によっては12歳から15歳の低い年齢にはまだ接種券の送付をしていないなど、10代の中でも年齢ごとに開始時期が異なる場合もあります。

 東郷町・犬山市・江南市・扶桑町・津島市・愛西市・弥富市・蟹江町・半田市・常滑市・大府市・豊田市・安城市・西尾市・知立市・高浜市・みよし市・豊橋市・豊川市・設楽町・東栄町・豊根村では、すでに10代への接種が始まっています。

 大口町・あま市・飛島村・東浦町・碧南市・蒲郡市でも7月中に始めることにしています。

 蒲郡市では、24日と25日に「中学3年と高校3年」の希望者向けの接種を行うということです。

 8月上旬から始まるのは、一宮市・春日井市・豊山町・長久手市・刈谷市。中旬には瀬戸市、下旬には阿久比町で予定されています。

 名古屋市は9月上旬になる見通しで、小牧市・稲沢市・北名古屋市・知多市も9月以降としているほか、「未定」という自治体も多数あります。

 尾張旭市・岩倉市・豊明市・日進市・清須市・大治町・東海市・美浜町・武豊町・南知多町・岡崎市・幸田町・新城市・田原市は未定です。

 日本小児科学会は、「健康な12歳以上の子どもへの接種は意義がある」という見解を示し、接種の前から後まできめ細かい対応が必要なのでできれば個別接種が望ましいとしています。

 ただ、子供は高齢者に比べて重症化リスクは低いものの、副反応の頻度は比較的高いことが海外の事例で示されているといいます。

 接種を検討している家庭では、慎重に判断することが重要です。