三重県鈴鹿市の茶畑に、伊勢抹茶を生産する工場があります。工場に併設されたカフェでは、注文が入ってから茶筅で点てる「伊勢抹茶ラテ」がいただけます。

■全国三位のお茶の産地…三重県鈴鹿市で作られるこだわりの「伊勢抹茶」

 三重県は、静岡、鹿児島に次いで日本茶の生産量が全国三位のお茶の産地です。中でも鈴鹿市は、お茶の生育に適した温暖な気候と保水性の高い土壌で、県下最大の産地となっています。

【画像20枚で見る】抹茶工場に併設するカフェでいただく抹茶そのものの甘さが楽しめる『伊勢抹茶ラテ』

 東名阪自動車道の鈴鹿インターチェンジから車で5分の所にある「伊勢抹茶株式会社」。

 この工場では、抹茶の原料となる「碾茶(てんちゃ)」を生産し、京都や大阪などの問屋に年間およそ200トンを卸しています。

「碾茶」は、まずは収穫した茶葉を蒸気で蒸しあげ、風で吹き上げながら冷却。水分を取り除いて、葉の重なりをほぐします。

 そして、熱伝導率の高いレンガ造りの炉に入れて、高温で乾燥させると完成です。

 すり潰すと美しい色合いの伊勢抹茶が出来上がります。

■感じる抹茶そのものの甘さ…併設したカフェでいただく「伊勢抹茶ラテ」

 工場に併設されたカフェ「ISE MATCHA CAFE」では、この抹茶を使った「伊勢抹茶ラテ」(500円)が味わえます。

 注文が入ってから茶筅(ちゃせん)を使って点てたラテは、香り豊かな抹茶を地元産の牛乳とあわせます。

 抹茶本来の味を楽しんでほしいと、甘さは一切加えません。

 苦みもなく、抹茶そのものの甘い香りのラテが楽しめるお店です。