コロナ禍の中での特殊詐欺では、次のような手口が報告されています。

 岐阜県多治見市の80代女性の自宅に、市役所の職員を名乗った人物から「コロナの関係で8400円お金が戻ってきます」と電話がありました。

 女性はその後、自宅を訪れた金融機関の職員を名乗る女に、通帳と現金10万円を渡しました。

 他にも、養老町の70代男性のもとには「コロナワクチンの接種予約は終了したが、お金を振り込めば優先的に接種ができる」という電話がかかってきたということです。

 こちらはすぐに詐欺と気付き、被害には遭いませんでした。

職質で「任意ですか?」への警察の定石とは…特殊詐欺で現金等受け取る『受け子』の特徴 服装から行動まで

 岐阜県警の亀山警部によると、詐欺を見破るには3つのキーワードがあります。

1.ATMで還付金の手続きができる

2.暗証番号教えてほしい

3.キャッシュカードを預かります

 これらのキーワードが出てきたら「詐欺」と思うようにしてください。たとえ警察官や行政職員など信頼のおける職業を名乗っていても、すぐに電話を切って警察や家族に相談してほしいとしています。