今手ごろな野菜は“産地に共通点”…葉物中心に野菜価格が高騰中 市場関係者に聞いた「いつまで続くか」
名古屋中央卸売市場での卸売価格の推移を見ると、8月のお盆あたりからの天候不順が影響し、高騰しています。
「白菜」は、8月10日は1キロ65円でしたが、9月13日は183円と、およそ2.8倍になっています。
「レタス」1キロは、およそ3倍の117円から344円。葉物野菜だけでなく、「なす」も295円から519円と卸値が高騰しています。
この高騰はいつまで続くのか。名古屋中央卸売市場に聞いたところ、「今後の日照時間次第」としながらも、順調にいけば「収穫できる産地も変わり、10月ごろには安定していくのでは」ということでした。
逆に今、手ごろな価格で買えるのは、カボチャやレンコンやニンジンなどです。これはお盆に雨が少なかった東北が産地のものが出回っているためです。
ただニンジンは、今出回っているものは今年の春になる前に作付けされたものですが、これから出回るのは「夏まき秋冬採り」のニンジンに代わるため、お盆の長雨で作付けが出来ない産地があったことから、値段が上がる可能性が高いということです。