女子プロゴルフの「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」は17日開幕し、雨と強い風が吹く中で、予選ラウンド1日目が行われました。

 注目は、2019年の大会で劇的な逆転優勝を飾った渋野日向子選手。前半調子が上がらず、1オーバーで迎えた15番ホールでバーディ。続く17番、最終18番でも連続バーディ。

 上り調子で初日を締めた渋野選手は、2アンダー7位タイで、18日の2日目に挑みます。

渋野選手:
「前半は本当に耐えるゴルフがしっかりできたと思いますし、ボギーボギーもあったりで荒れた感じではあったんですけど、最終的には2アンダーで回れて良かったと思います。(明日は)今日以上にもっと耐えるゴルフをしないといけないと思いますし、集中力を切らさずに最後までできるように頑張りたいと思います」

 もう1人の注目は、東京オリンピックの銀メダリスト稲見萌寧選手。5番ホール、8番ホールとバーディーを重ねます。9番のバンカーショットでは見事なコントロールを見せ、パーでしのぐ落ち着いたプレー。3アンダー3位タイと稲見選手も好発進です。

稲見選手:
「この風とピンポジもすごい難しい所にきていることが多かったので、耐えられるところは本当に耐えてノーボギーでこられたので、今日はアンダー出てよかったなという感じです」

 6アンダーで単独首位に立ったのが、今季2勝目を狙う大里桃子選手。悪天候を感じさせない見事なプレーを随所に見せました。

 前回大会の覇者・古江彩佳選手は、2オーバーで48位タイにつけています。

「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、無観客で開催されています。