名古屋駅の「名古屋マリオットアソシアホテル」で、原寸大のレプリカ「名古屋城の金シャチ」を展示しています。

 名古屋マリオットアソシアホテルでは、毎年6回ほど、季節などにあわせてロビーで特別な展示をしています。

 今年は本物の「名古屋城の金シャチ」が地上に降りた年でもあり、このホテルでは、中止にはなりましたが名古屋まつりの期間に合わせ、「名駅でもおまつりの雰囲気を味わってほしい」と、17日から「金シャチ」のレプリカ展示を始めました。

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 この金シャチは市が所有していて、FRP(強化プラスチック)製の原寸大で、高さ295cm、奥行120cm、幅260cm、重さは約100kgです(実物の重さは約1.2t)。

 前日の16日は、6人のスタッフが午後7時半ごろから約5時間半かけて、金シャチを組み立てたり、装飾したりするなどしました。

 金シャチの背景に立てた屏風パネルには、シャチの鱗や吹き上げられた水のようにも見える「青海波(せいがいは)」が扇とともにあしらわれています。

 ホテルの担当者によりますと、鯱は火事になると水を吹き上げる守り神の姿といわれていて、鱗は厄除け、青海波は未来永劫に続く幸せや平和な暮らしへの願いが込められているということです。

 今回の展示は、「コロナ禍の収束とその先の明るい未来への願い」を表現しているということですが、担当者は「県外から来た人も、地元の人にも名古屋の魅力を再発見してもらい、インパクトの残る展示で、ホテルの記憶も残したい」と話しています。

 展示と合わせて10月31日まで、15階のロビーラウンジ「シーナリー」では名古屋をテーマにしたスイーツを用意。八丁味噌を使ったチョコレートムースケーキや、エクレアに金箔が飾られているということです。

 展示は10月29日までです。