岐阜県坂祝町に、明治16年創業の瓦メーカーがあります。この会社の自慢は、4代目が作る瓦を使ったオシャレなインテリアなどの“古くて新しい瓦製品”です。

 岐阜県の中南部に位置する岐阜県坂祝町。町の北部に、地場産業である瓦を作る「兼松製瓦工業」はあります。

【画像12枚で見る】良質な粘土が採れる土壌生かし4代目が開発する『古くて新しい瓦製品』

 良質な粘土が採れ、昔から瓦の製造が盛んな坂祝町。

創業からの確かな技術で作り上げたこの会社の瓦は、京都の「東福寺」や東京の「浅草寺」など全国の名だたる寺やお城などにも使用されています。

 そして、この会社の4代目の男性は、伝統を継承しながらも現代にマッチさせた商品を開発しています。

桜の模様が彫られた丸い証明器具「灯り瓦 てまり さくら」(16500円)は、壁や障子に漏れた明かりが幻想的な雰囲気を醸し出します。

 さらに、魔除け用の鬼瓦のキーホルダー「小鬼瓦」(550円)もあります。購入した人の中には、ゴルフバッグに付けたらホールインワンが出たという人もいたといいます。

 伝統も守りつつ時代に合った新しいものを…。4代目が作る“古くて新しい鬼瓦”は、坂祝町の自慢です。